オバケって本当にいるとおもいます。
小さいころ、わたしにはお姉ちゃんが見えていました。
同じきたない服をきて、いっしょに住んでいました。
でもある日お姉ちゃんは見えなくなりました。
パパと、ママが宝くじをあてました。
びんぼうだったから、そんなはくちゅうむを見たのだと言われました。
今はとってもしあわせです。
でもそろそろ宝くじのお金がなくなっちゃいそうです。
【解説】
女の子の使うような言葉で書かれており、この少女の日記か何かだと思われる。
その中では、貧乏な家の姉妹とその両親が登場し、ある日突然、姉がいなくなる。
その時を境に、一家は裕福な生活を始める。
おそらく、父と母は姉を殺すか売るかし、生命保険もしくは人身売買・臓器売買で金を得ていたのだろう。
しかし、その金も無くなってしまう。
父と母は妹までも売ってしまうのだろうか?