照りつける陽射し…
気付くと知らない海岸に打ち上げられていた。
確か友人と海に遊びに来て、
足がつってしまい溺れたところに丁度あった流木に掴まって、
2日くらい海を漂っていた。
なかなか救助が来ない不安と、
うだるような暑さから意識が朦朧として…
その後の記憶はない。
海岸を離れて島を探索したが、
人の姿が見られない。
無人島だろうか…?
取り合えず船が気付くように、
海岸に火を焚き、
食料を得るために再び森へと歩き出した。
すると、先程は気付かなかったが、
湯気が上がっているのが見える。
「温泉だ!」
2日も風呂に入っていなかったため、
テンションが上がった。
早速温泉に近づき、
手のひらで温度を確かめる。
「ちょっと熱いくらいか…」
やっぱ汗を流すには熱いお湯だろなんて思い、
無意識に顔がほころんだ。
少し離れた場所に川もあったので、
ここで綺麗にして、そっちで涼む。
最高だね!
俺は海パンを脱ぎ捨て、
温泉に飛び込んだ。
【解説】
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