【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】カーテン

見てる…

 

今日も男はこちらを見ている。

 

道路を挟んだ向かい側のアパートの二階。

 

顔が出るぐらい開けられたカーテンの隙間から
じーーっとこちらを見ている。

 

今日も…また見てる…

 


――――帰宅途中―――――

 

友人に電話で相談をしながら家路についた。

 

電話片手に玄関のドアを開ける。

 

気になった私は、電気も点けず
カーテンを少し開け、男の部屋を見た。

 

暗くてよく見えないが、
確かにカーテンは開いていた。

 

「今日はもう遅いし、
明日にでも警察に相談してみたら?」

 

と友人に促され、
布団を頭からかぶり就寝した。

 


――――翌日――――

 

いつもとは違う騒音で目が覚める。

 

うるさいなぁ…と、
カーテンを開け外に目をやる。

 

向かいのアパートにパトカーと人だかり?

 

あれ?

 

あの部屋って…

 

警察官らしき人がカーテンを開け放つ。

 


なんだぁ…

 

私は一瞬肩を撫で下ろした。

 

 

【解説】

 

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【意味怖】花

花咲く季節。

 

咲き乱れる白い花の横を
新品のランドセルを背負った子どもたちが
歌を歌いながら歩いている。

 

「な~らんだ~な~らんだ~赤白黄色~♪」

 

今日も平和だ。

 

そこを僕は通り抜ける。

 


止めて振り返ると、
目の前には真っ赤な花が咲き乱れていた。

 

「ど~の花見ても~き~れいだな~……♪」

 

 

【解説】

 

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