【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】タクシー

あるタクシーの運転手が、
深夜にある女性を乗せた。

 

薄暗かったせいもあり、
顔はよく見えなかった。

 

「どこまでですか?」

 

「住所が少しわかりづらいので口で説明します…」

 

「わかりました」

 

運転手は、少し妙な違和感を感じながらも
女性の指示に従い車を走らせていく…

 

しばらくすると、

 

「そこの森に入ってください。
道なりに進むと小屋があるのでそこでお願いします」

 

「はい。(こんな時間に森に入るのか?なんか怖いなぁ…)」

 

森に入り、
ギリギリ道と呼べる道をしばらく進むと、
そこには小汚ない小屋があった。

 

「ここでお願いします。ありがとうございました」

 

といわれ、
料金も受け取りその日の仕事を終えた。

 

次の日、
タクシーの運転手はどうしてもあの女性が気になり、
仕事の前にあの小屋に行ってみた。

 

窓はなく、なかの様子がわからない。

 

しかしそこで古い造りだからか、
鍵穴から中を覗ける事に気付いた。

 

タクシーの運転手は中を覗いてみたが、
覗き防止の赤い紙がしっかりされていて、
中の様子もわからなかった。

 

そして諦め、仕事に向かった。

 

その日の夜、
仕事を早く切り上げ、
運転手の先輩と飲みに行った。

 

「そういや先輩、俺昨日変な客乗せたんですよねー
なんか、森の中の古くさい小屋に住んでるみたいで、
気味悪いっすよね」

 

すると先輩は

 

「あぁ、
俺もその人乗せた事あるよ?
印象的だったからよく覚えてるよ~
赤い眼のした女の人でしょ?」

 

そこである事に気付いてしまい、
もう二度とあの小屋に近付かない事を誓った。

 

 

【解説】

 

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【意味怖】親のしつけ

『えーん、うぇーん』

 

またか。

 

俺の住んでるアパートにはここひと月、
隣の部屋から子供の泣き声が絶えない。

 

このアパートには子供がいる家は、
隣の部屋だけだ。

 

虐待じゃねーだろうな。

 

しつけが行き過ぎて虐待になってるパターンってやつ?

 

それとも実際に虐待が日常的に行われてるパターン?

 

勘弁してくれよ。

 

せっかく角部屋の閑静な物件見つけて静かな生活を送ってたのに。

 

しかも引っ越してきたんなら、
挨拶のひとつもしてこいよ。

 

これだから若くして親になる奴はダメなんだよ。

 

常識ねぇーし。

 

『えーん、うぇーん』

 

また泣き出した。

 

うるせぇ。

 

こういう時は児童相談所?に電話した方がいいのか?

 

めんどくせぇ。

 

ま、もう少し様子を見て、
こんな事が続くようなら電話しよう。

 

『えーん』

 

はぁ。

 

いい加減にしてくれねぇかな。

 

翌日、俺の家のドアをノックする音で目が覚めた。

 

ドアを開けると女性が立っていた。

 

『お休みの所すみません。
先日隣に越してきた中野といいます。
よろしくお願いします』

 

なんだよ、若い母親かと思ってたら、
30代くらいの母親じゃねぇか。

 

俺『はぁ。よろしくお願いします』

 

中野『なにかご迷惑なことがありましたら、
何でも言ってください』

 

俺『あぁ、はい。わかりました』

 

中野『では、失礼しました』

 

そう言うと、中野はドアを閉めようとした。

 

そうだ、子供のこと忠告しておくか。

 

『あの、もう少し優しくしてあげて下さいね、お子さん』

 

俺『え?』

 

中野『え?』

 

 

【解説】

 

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