冬の寒い朝
気温は珍しく0度を下回っていた
俺は始発で出勤するために朝早くに家を出た
「さみぃ」
熱い飲み物が欲しくなって、
自動販売機でホットコーヒーを買うことにした
お金を入れ、ボタンを押す
ガコン
取り出し口には一本のコーヒーが
手にとると、
熱いというよりはぬるかった
「ああ…最悪…補充したばっかかよ、
しかも俺が押したのと、違う銘柄だし…間違えやがったな!」
腹がたった俺はもう一本買うことにした
ガコン
取り出し口には一本もコーヒーがない
「くそが!始発まで時間がねえのに!」
もうどうでもよくなった俺は、
とりあえず駅へ向かうことにした
駅へ着き、
落ち着くためにさっき買ったコーヒーを口にした
そして俺は始発に乗ることができなくなってしまった
【解説】
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