「みはるー!!おはよっ!!」
「おはよう」
「あ、京ちゃん、あきちゃん!!おはよー!!」
春に高校に入学してから
早くも半年。
私こと竹田美晴は、
京ちゃんとあきちゃんの
二人の親友と共に、
楽しい学校生活を送っています!!
そして…
「おはよう美晴」
「あ、棗!!おはよっ///」
8月の体育大会のときから付き合い始めた私の彼、
棗(なつめ)は、優しくてホント好き。
なんでも私のことをわかってるみたいに、
してほしいと思ったことをしてくれる。
私たち、
ラブラブ満喫中なんだぁ…
楽し過ぎて
1日が過ぎるのが早いよ…(;_;)
そんな学校生活も、
ある日からの夢で壊された。
ある夜は、
京ちゃんが私のことをいじめてくる。
ある夜は、
あきちゃんが私をハブく。
昨日なんか、
お父さんは私を無視するし、
お母さんは私を叩いたりして怒る。
あんな優しいお父さんやお母さんが
そんなことするはずないし、
京ちゃんやあきちゃんもそんなことするはずない。
あれ、棗は出てこないなぁ…?
でもその夢は妙にリアルで…
ついには殴られたあとが
本当にアザになっていた。
なにこれ…夢…じゃないの?
もうやだ…
つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらい怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
私はもう怖くて
寝られなくなっていた。
もちろん学校にもいけない。
みんな心配してくれるけど
もう無理だよ…
ある日、ついに限界。
寝てしまった。
夢の中で、私は
もうこんな夢見たくない!!
と、夢の中の私を自殺させた。
これならだいじょうぶだろう。
あれからあんな怖い夢は
1度も見ていない。
私は優しい両親と親友、
棗と共に、幸せな生活を送った。
よかった…
今日も早く1日が過ぎる。
【解説】
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