【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】誰もいない

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私は妻と産まれたばかりの息子の3人で
小さなアパートで暮らしている。

 

夜勤の仕事をしている私は
いつも昼に寝て夜に起きる生活だ。

 

今日は妻と息子は出かけると言っていたので
起きた時にはもう家には誰も居なかった。

 

私が寝ている間に家を出た様だ。

 

一通り身支度を終えた私は
戸締りの確認をして玄関に向かった。

 

ドアのチェーンロックを外し鍵を開けてドアを開き、
きちんと鍵を掛けたのを確認して私は我が家を後にした。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ドアのチェーンロックを外し鍵を開けて』

『今日は妻と息子は出かけると言っていたので
起きた時にはもう家には誰も居なかった』

 

家には語り手しかおらず、

語り手は寝ていたはずなのに、

どうしてドアチェーンがかかっているのだろうか?

 

チェーンがかかっているということは

部屋の中に語り手以外の誰かがいるということ。

 

ドアのチェーンをかけることが習慣になっていて、

空き巣として入ったのに癖でドアチェーンをかけてしまい、

語り手を見つけてどこかに隠れてしまったか?

 

しかし、

『小さなアパート』

『起きた時にはもう家には誰も居なかった』

と言っていることから、

本当に誰もいないのだろう。

 

語り手の夢遊病か、

それとも幽霊が鍵をかけたのか…?

 

 

夢遊病と言えば、

昔ロフトで寝ていたが、

いつものように朝起きなきゃいけなかったので、

ロフトの下に携帯を置いておいた。

(携帯で目覚ましアラームを繰り返しでかけていた)

 

しかし、鳴った記憶もなく、

消した記憶もないが、

携帯のアラームは消された形跡がある。

(時間が経って消えるなら、

鳴ったことが画面に表示されたままになっているはず)

 

そして、繰り返しのアラーム設定もついたまま。

 

はて…?

いつ消したのだろう…?

と…。

 

記憶にはないが、

ロフトのはしごから降りてアラームを消して、

またロフトのはしごを上って二度寝したらしい。

 

…こういう経験は周りでもチラホラ聞くので、

この語り手も寝ぼけながら奥さんと息子を見送って

ドアのチェーンロックをいつもの習慣でかけて

寝たのではないだろうか…?

 

これは自分が体験すると

何が起こったのかわからないから

正直怖いものである。