【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】山の上のキャンプ

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僕らは大学生だ。

 

只今夏休みの真っ最中で、
友人A、Bと山の上にキャンプに来ていた。

 

この案は、

 

「ここなら人が来なくて静かだぞ」

 

と言って友人Bが考えてくれた。

 

道は険しく、
途中で橋を渡らなければいけなかった。

 

その橋は、
ロープと木の板でできていて、
今にも壊れてしまいそうだった。

 

僕らはビクビクしながら渡りきった。

 

下は谷で、落ちたら確実に死ぬ。

 

友人A「何とか着いたなー」

 

友人B「だなー」

 

僕「死ぬかと思ったよ」

 

友人A「…なんだけど、
橋の向こうに水が湧いてただろ?」

 

僕「ま、まさか…」

 

友人A「そう、くみにいかないといけないんだよ。」

 

僕らはすごくションボリしていた。

 

すると…

 

友人B「しょーがないな。
俺が行くよ」

 

勇者だ、勇者が現れた!

 

僕「マジで!
何かごめんな、ありがとう(泣)」

 

友人A「でも、気を付けろよ。
ちゃんと渡れるといっても、
かなり古そうだったから。」

 

友人B「おう」

 

…しばらくして、
Bは無事に帰ってきた。

 

その日は、
バーベキューしたり、
怖い話をしたしですごく盛り上がった。

 

二日目

 

僕「ふぁ~、眠い…」

 

友人A「昨日遅くまで起きてたからな…」

 

友人B「頭痛ぇ。二日酔いだな…。
なあ、水くれない?」

 

友人A「おお。…って、水がもう無い!!」

 

ガーン

 

友人B「俺今は動けそうにない…」

 

ということで、
なぜか僕が行くことになった。

 

僕「こえーなぁ。
下を見ずに行こう。」

 

そう思い、
2歩目を出したとき…

 

ブチッ

ガシャーン

 

僕「うおっ!?」

ロープが切れてしまった!

 

僕(やべぇっ、死ぬ!)

 

とっさにロープにしがみついた。

 

しかし、手を放せば間違いなく谷の底だ。

 

僕は渾身の力を込めて助けを呼んだ。

 

すぐに二人が駆けつけてくれた。

 

引き上げてもらい、
半泣きでその場に倒れた。

 

友人A「大丈夫か!?」

 

僕「な、なんとかな…」

 

友人B「まったく、
ロープの管理くらいきちんとして欲しいよな」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友人Bがロープが切れるように細工した犯人。

 

キャンプの場所を提示したのは友人B、

水をくみに橋の方に行ったのも友人Bである。

 

さらに二日酔いで動けないと言っているのに、

『すぐに二人が駆けつけてくれた』

とすぐに駆けつけている。

 

…ひどい二日酔いだと

立つだけでもしんどいはずだが…

 

さらに、

『ロープの管理くらいきちんとして欲しいよな』

と、『僕』が大変な目にあっているし、

ロープが切れて大変なのに

他人事のように話している。

 

なので、友人Bが犯人だろう。

 

 

…ただ、この友人B、

どちらかを殺そうとしたのか、

二人を殺そうとしたのかわからないが、

ロープの橋が落ちてしまったせいで、

自分も帰ることができないということを

わかっているのだろうか…?

 

心中する気だったら元々橋を落としておけば良かったので、

二日酔いのフリしたり細工なんてする必要もなかっただろうし…

 

この後、帰れない事実に気づいて

友人Bは心の底から後悔しそうである。