【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】死の予告電話

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会社で噂になっている
『死の予告電話』

 

何でも死神と名乗るヤツから三回電話が掛かってきたら
その携帯電話の持ち主は死んでしまうらしい

 

バカバカしい……

 

当時の俺はそう思っていた

 

しかし二年前に
俺の携帯電話に死神と名乗るヤツから
電話が掛かってきた……

 

そいつから発せられたのは一言だけだった………

 

『あと………二回』

 

しかし最初の着信から二年が経ったが
俺の携帯はあの日以来沈黙を保っている

 

これまで『死の予告電話』の影響か……

 

体調を崩し死にかけた経験もあったが
今はこの通りピンピンしている

 

ったく
『死の予告電話』
ガセネタじゃねぇーか

 

男の横で携帯電話は
依然として黙り込むばかりであった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年間携帯電話に一度も着信、メールともになかった語り手。

 

『体調を崩し死にかけた経験もあった』

にも関わらず、

誰一人心配して連絡してこなかったようだ。

 

 

…でも、最近はこういう人結構いるのでは?

なんて思ってしまう。

 

独り身のまま年を取ると、

周りの友達はみんな結婚してしまって

みんなとどんどん疎遠になっていってしまい、

誰からも連絡が来なくなってしまう、

なんていうのは結構聞く話。

 

携帯電話のおかげで簡単に連絡がとれるようになったからこそ、

関係性が希薄になっているようにも思える。

 

誰からも連絡が来ないという状況は

自分の身に起きてもおかしくないことなので、

私としてはビクビクしてしまう話である。