【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】街灯

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近所の丁字路に、
不思議な街灯が一つある。

 

朝だろうと昼だろうと夜だろうと、
その街灯だけは明かりが灯ったままなのだ。

 

近くの住民はみんなその事に気付いているけれど、
特に迷惑になるわけでもないし放置されている。

 

ある夜、
その丁字路が見えてきた時、
異変に気付いた。

 

その街灯が、
今にも切れそうに明滅しているのだ。

 

きっと中の電球が寿命なのだろう。

 

ずっと点いたままなのだから
無理もないか。

 

適当な話の種くらいに、
その事を隣を歩く友人に話す。

 

だが、
友人にはしっかり灯って見えると言うのだ。

 

おかしいな。

 

見間違いなはずはない。

 

今だって、
チカチカと消え入りそうに点滅しているじゃないか。

 

その街灯を注視しながら、
T字路に差し掛かった。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この街灯は見るものの

「命の光」を示している。

 

その「命の光」が点滅しているように見えている語り手は

死期が近いということ。

 

語り手はこの後T字路で

車に轢かれるなどで

死んでしまうだろう…