【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】ダイエット

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結婚してからというもの、
幸せ太りというやつかそれなりに細いのが自慢だった私の体重は
60kgにまで増えてしまった。

 

最近ではそんな私を見て旦那が
「お前デブになったな」
と笑ってくる。

 

運動も苦手、食事制限も苦手な私だが
そこまで言われて黙っているわけにはいかず、
一念発起してなんとか22kgの減量に成功。

 

無理なダイエットをしたせいで
病院に担ぎ込まれてしまったが、
軽くなった私を見て旦那は泣いて喜んでくれた。

 

今日も旦那は見舞いに来てくれる。

 

病み上がりの私を車椅子に乗せて
連れ出してくれる旦那を見てふと私は考えた。

 

そういえば自分のことで頭がいっぱいだったけど
最近旦那も太ってきたかしら?

 

今度は彼にダイエットしてもらわないと。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手は『減量』『軽くなった』とは言っているが、

「痩せた」とは言っていない。

 

『22kgの減量に成功』と言っているが、

体重に対する下肢の比率は一本あたり18.5%らしく、

そうなると60kgだと片足は約11kg

 

つまり、両足を切り落としたと考えられる。

 

『病み上がりの私を車椅子に乗せて』

というところも

両足を失ったことを意味しているのだろう。

 

『軽くなった私を見て旦那は泣いて喜んでくれた』

というのはあくまで語り手の主観であり、

旦那は余計な一言のせいで

妻が両足を切り落としてしまったと

自分を責めて泣いてしまったと考えられる。

 

 

『お前デブになったな』

というのは見た目の問題であって、

体重の問題ではないんだけどなぁ…

 

結局両足がなくなって体重が減っただけで

足より上の部分は何一切変わっていないのだから、

ダイエットという面でも当然意味のない行為である。

 

…旦那の一言で

相当病んでしまったのかなぁ…