【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】花が好きな女性

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俺の住むマンションに花が好きな女性がいて、
着物姿で出かけることもあるのだが
これがなかなか艶っぽい。

 

しかしそういった美女にこの時代憑くのが「ストーカー」だ。

 

この不埒物を撃退する方法は無いものかね、
とマンション中の男子(大家さんも含めて)話し合ったが
警察は「事件が起こってから」ってそれじゃ遅いよ!

 

ある日「ぎゃーーーー!」と
絹ならぬボロ雑巾引き裂いたような悲鳴が
彼女の部屋から上がった。

 

「しまった」と思うが
彼女の声とはおよそかけ離れている・・・。

 

中に入ると血だまりが・・・

 

しかし其処にいたのは見たことない男だった、
しかも怪我した場所は足。

 

よほど痛かったのか恐怖に引きつっている

 

「あの、どちら様」

 

怪我しているにもかかわらず話しかけると
彼女が帰ってきた

 

「すみません、華道のお稽古が長引いて・・・キャーーー!」

 

何とこいつがストーカーだった、
忍び込んでいやがったのだ、
しかしアホな奴だとも正直思った・・・・。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花が好きな女性は華道をやっていて、

ストーカーはその華道に使う剣山を踏んでしまった。

 

想像するだけで痛々しい…

 

ただ、剣山は踏むような場所に放置しておくものだろうか…

 

正直危ないと思うのだが…

 

もしかしたら、ストーカーに侵入された時のために

罠として仕掛けておいた?

 

 

それにしても、

『其処にいたのは見たことない男だった』

と見たことない男を発見したにも関わらず、

ストーカーという考えが最初に浮かばないのはいかがなものか…

 

『何とこいつがストーカーだった』

とストーカーだと知って驚いているとか…

 

このマンションの男子たちは

頼りにならなそうである…

 

そのため、男たちは頼りにならないからと

彼女は剣山という罠を仕掛けたのではなかろうか…

などと考えてしまう。

 

でも、単純に床にあるだけなら

そう簡単に踏むものでもない気がするが…

 

だからこそ、ストーカーと考えることもしなかった語り手にすら

『アホな奴』

と思われてしまったのだろう…