近所のおばさんの話なんだけど、
俺が小さい頃よく耳掃除をしてくれた。
「汚れてるわよ、こっち来なさい」
って優しく呼んでくれてさ。
膝枕で
「動いちゃ駄目よ」
ってちゃんと頭と身体を支えて耳掃除してくれるんだ。
はっきり言えばおふくろよりも上手だったな。
懐かしいな。
【解説】
頭と身体を支えていたら、
どうやって耳掃除をしていたんだ!?
というお話。
おばさんは妖怪?
おばさんが妖怪よりも気になるのは、
近所のおばさんに耳掃除をしてもらう状況である。
どうやったらそんな状況になるのだろうか…?
でも、そんな耳掃除が大好きで
遊びに来た子供に耳掃除をしてあげるおばさんがいても
おかしくはないよね、うん…
人それぞれなのだから…