「あの方々は何をしているの?」
「姫様、あれはパンの配給です。
彼らは明日何を食べられるかも分からない身の上なのです」
「あら、私と同じなのね」
【解説】
『彼らは明日何を食べられるかも分からない』
一般市民は食べるものが無いため、
明日何を食べられるかわからない、
そもそも何かを口にできるかどうかもわからない状態。
しかし、世間知らずのお姫様は、
お城のコックが作るため、
出てくるまで何の料理なのかはわからない。
そのため、
『何を食べられるかわからない』
と思っている。
『パンがなければケーキを食べればいいじゃない』
なんだかこの言葉を思い出しますな。