うおおおおおおおお!漏れるうううう!
俺は己の腸の脆弱さを恨みつつ、
トイレというオアシスを探していた。
やっとの思いで見つけたオアシス、
しかし個室は全部埋まっていた。
絶望的な状況の中、
仕方なく俺はトイレの外で待つことにした。
脂汗を流すこと5分…
立て続けに二人の男が出てきた。
やっと…この苦しみから解放される。
しかしもう限界だった…
恐らく数歩進むだけで
肛門はフィーバーするだろう。
せめて、入口近くの個室が空いていたら…
だが、
運が悪いことに空いていたのは
一番奥のみだった。
俺にはそこがエレベストよりも遠く高く感じた。
ふもとで諦めた。
『個室は全部埋まっていた』
『立て続けに二人の男が出てきた』
しかし、
『運が悪いことに空いていたのは一番奥のみだった』
つまり、男性二人で一つの個室に入っていたこととなる。
果たして中で一体何をしていたのか・・・
この二人は置いておいて・・・
せっかく個室が空いたにも関わらず、
結局間に合わなかった語り手の気持ちを考えると辛い・・・