【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】人助け

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小学校に入学したときに保健の先生から

 

「貴方でないと駄目なの、私のお父さんを助けて」

 

その日から先生のお父さんを助けるために
日曜日に先生のおうちに出かけます。

 

パパやママ、お姉ちゃんには内緒にして欲しいそうです。

 

「来てくれたわね!」

 

先生に連れられて地下室に行くと病院みたいになっていて
点滴の様な管を腕に刺されます

 

どんどん血が採られていきます。

 

気が遠くなって・・。

 

「お父さん、もう少しだから」

 

「情け無い・・昔は生娘の首筋に直に・・」

 

「今そんなことしていたら病気に感染するわよ、
自分を大事にする娘なんて今はいないんだから」

 

「あの子が協力してくれるだけでも感謝してあげて、
もう4年間もここに来てくれてるんだから」

 

「そうだな・・」

 

老いていた男の体が50代前半のロマンスグレーに変わっていく。

 

「ハイ、おしまいよ」

 

彼女は少女と父親から献血用の管を抜いた。

 

「大丈夫」

 

先生に起こされた。

 

「送ってあげるわ、また来て欲しいの」

 

車の中でクークー眠るこの子を見て思った

 

「綺麗な血の子ってもう小学生ぐらいしかいないのよね」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保健の先生の父親は吸血鬼。

 

最近では純潔を守っているのは

小学生ぐらいしかいないという思い込みにより、

小学生を騙し家に連れてきて血を抜いている。

 

モラルの問題と、

直接噛みつくことで相手を吸血鬼にさせてしまうために

献血用のものを使って血を抜いている。

 

血は抜かれているものの

献血をしたと思えば問題ないだろう。

 

それでも、

4年間血を抜かれ続けているのだから

保健の先生もこの子には頭が上がらない。

 

ただ、入学してから4年ということは、

そろそろ血を抜かれている意味が気になってくるころだと思うのだが・・・

 

そこから一波乱あったりするのだろうか?

などと思ってしまう。