「昨日の雪はすごかったわね」
「もう二度と来てほしくはないわ・・・」
雪かきに追われるご近所さんたちの中で4歳の子供が不満を持っていた。
そんな中子供の前に妖精が現れた。
「どうしたの?」
子供がTVが嘘をついたと泣いた。
「どんな嘘をつかれたの?」
子供がちょうど気象情報をTVで流していたので指を刺した。
「ああ、これが降ってこなかったのね!まかせて!!」
皆が何かの気配を感じて上を向くとそれが次々と降ってきた・・・・。
【解説】
『昨日の雪はすごかったわね』
と言っているように、大雪が降ったようだ。
しかし、妖精は
『ああ、これが降ってこなかったのね』
と言っている。
つまり、子供の予想とは違うものが降ってきたようだ。
子供の予想というのは、
『気象情報をTVで流していたので指を刺した』
とあり、大雪が降っていたので
おそらく雪だるまマーク。
となると、子供は雪だるまが降ってくると思っていたのだろう。
それを察した妖精は
雪だるまを降らすことにした。
雪だるまを降らされたら
怪我どころか下手したら死んでしまうのだが…。
雪だるまマークは可愛いので、
子供からしたら雪だるまが降ってくることを
本当に楽しみにしていたのかもしれない。
それにしても、この妖精、
雪だるまを降らす力を持っているとか
本当に妖精なのか…?
危険なことを平気でやり始めているため、
妖精に見せた悪魔なのではないかと思ってしまう。