「ここの店、頻繁にサービスメニューが出るんだぜ!」
「サービスメニュー?」
「ああ、注文もしてない料理を、ただで出してくれる時があるんだよ」
「へえ」
「こちらサービスメニューのネギチャーシューです!」
「噂をしてればホラ!」
「これがサービスメニュー!?ボリュームあるじゃん!
もぐもぐ……味も食べた事ない感じでうまいし!」
「だろ!?」
「もぐもぐ……ごっつぉーさまー!お会計お願いね!
いやーうまかったよ!
こんな美味しい料理、サービスで出してくれるなんて嬉しいよ!」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます!」
【解説】
『ネギチャーシュー』
なのに
『味も食べた事ない感じ』
となると、ここの店主は表に出せない死体を
チャーシューとして加工して
お客さんにサービスとして食べさせ処理している?
だからこそ、死体を処理してくれたお客さんに対して
『こちらこそありがとうございます!』
と言っているのだろう。
これを読んで思ってしまったが、
外食は何が使われているのか正直わからない。
人の死体が使われていることはまずないだろうが、
実はあまり口にしたくないようなものまで使われているかもしれない。
そう考えると外食をするのが少し怖くなってしまう。