少年時代からとても仲がいい二人の若者がいた。
AとBと言うことにする
二人で会社を起こし、順風満帆だったが、AはBを裏切った。
多額の借金を背負わされ、苦しんでいた。
Aは結婚し、子供も産まれ幸せに過ごしていた。
そしてBは復讐を誓う。
ある日、5歳になるAの娘を誘拐した。
山奥の光も差し込まない小屋の中で、少女の体にあわせた木箱に監禁し、
食事だけはできるようにと、顔だけは出してあげた。
10年間、1日1回の食事だけは必ず与えた。
そして、Aに手紙を送った。
「お前の娘を返してやる。~の小屋の中だ。引き取りにくるがいい」
Bの復讐はもうすぐ完遂する。
【解説】
5歳になる娘を
『少女の体にあわせた木箱』
に監禁したので、
10年後である15歳には
娘は箱の形に成長している?
その場合骨とかどうなっているんだろう…
とか思ってしまうが、
人はなんだかんだでその状況に対応するため、
想像もできないような構造で
箱の形に成長しているかもしれない。
その箱の形になった娘の姿を見て
Aが絶望することでBの復讐は完遂する。
ただ、Aはとても仲が良かったBを裏切るような人である。
娘を誘拐された10年間、
ずっと娘を探し続けていたのだろうか?
「10年も離れていた娘を自分の娘と思うつもりはない」
などと血も涙もないようなことを言うのではないか?
あくまでも勝手な想像ではあるが…
そういう想像をしてしまうとゾッとしてしまう。