自殺の名所としてよく知られる、富士の樹海。
毎年多くの人々がそこで命を終わらせる。
静岡県や山梨県の県警、救助隊、自衛隊の人々が、
そんな人々の遺体を回収する為に、
毎年何度かきちんとした装備で樹海へ入る。
だが彼らは時々信じられないものを発見する。
完全な装備でも入ることが困難な奥地に、
ぽつんとそろえられた、まだ新しいハイヒールを。
【解説】
富士の樹海は青木ヶ原樹海とも呼ばれている。
青木ヶ原樹海は遊歩道もあり、案内看板も多く、
近くにはキャンプ場や公園などがある観光地である。
ただ、遊歩道から外れ森に入り、
200～300メートル以上離れた地点で遊歩道や案内看板が見えない場合、
360度どこを見回しても木しかなく、
足場も悪くなるため戻れなくなる。
今回のポイントは
「足場が悪い」というところだろう。
足場も悪く、
完全装備ですら入るのが困難な奥地に
ハイヒールで行けるはずはない。
いや、死ぬ気で進んでいくため
奥地まで行ける可能性はあるが…
しかし、その場合は足場が悪いため、
ハイヒールは汚れてしまうはず。
新しいハイヒールには見えないのではないだろうか。
となると、自殺した人を食い荒らす動物たちにより
奥地まで持っていかれた？
ハイヒールを揃えて咥えて持っていったのであれば、
揃えられて置かれていることもあるだろうし、
そこまで汚れないだろうから新しいハイヒールにも見えるだろう。
ただ、気になることは、
『完全な装備でも入ることが困難な奥地に、
ぽつんとそろえられた、まだ新しいハイヒールを』
というのは、一回だけではなく、
何回も目撃しているように思えてしまう。
ハイヒールが新しいことなんて
そんな何回もあるだろうか？
これから自殺しようと思っている人が
みんながみんな新しいハイヒールを購入した後に
自殺なんてするだろうか？
と考えると、このハイヒールは
何か曰く付きのもので、
いつもそこに置かれている
霊的な何かが関係していると考えられる。
新しいハイヒールをぽつんとそろえられて置かれている
新しいハイヒールのメッセージとは
一体何なのだろうか…？
