【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】吊橋が倒壊

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俺はど田舎に住んでいて

 

夜10時ごろに電灯も無い吊橋を渡って、

 

歩いて10分ぐらいのところにある

 

タバコの自販機へ向かった。

 

 

タバコを買い終えると偶然音信不通だった友達に会い、

 

「久しぶり!」と20分ほど立ち話をしてから帰った。

 

 

翌日、テレビを見ると

 

地元のテレビ局でニュースをやっていた。

 

「昨日、吊橋が倒壊し…死亡…身元はまだ…

 

死亡推定時刻は午後8時~9時」

 

テレビ画面には俺が昨日渡った吊橋が映し出されていた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色んな解釈ができそうなお話である。

 

前提として、

「昨日、吊橋が倒壊し…死亡…身元はまだ…
死亡推定時刻は午後8時~9時』

とあるため、吊り橋が倒壊したのは

午後8時~9時頃のはずである。

 

しかし、語り手は

『夜10時ごろに電灯も無い吊橋を渡って』

と倒壊した時刻よりも後に

吊り橋を渡っている。

 

なので、本来であれば、

吊り橋を渡ることは不可能である。

 

考えられることとして、1つ目は

吊り橋の倒壊で死亡したのは音信普通だった友達。

 

そして、語り手は

電灯もなく、暗闇だったために、

吊り橋がなくなっていたことに気付かず、

そのまま落ちて死んでしまった。

 

そして、音信不通だった友達と語り手は

お互いに同じ場所で死んでしまったことで、

再会することができた。

 

語り手は自分が死んだことに気付いていないため、

普段と同じような生活をしている。

 

次に2つ目として、

友達が音信不通だったのは

すでに死んでいたから。

 

吊り橋が倒壊した時には誰も渡っていなく、

自然と倒壊しただけ。

 

語り手は吊り橋が倒壊したことに気付かず、

 

そのまま渡ろうとして、転落死。

 

死亡推定時刻は吊り橋が倒壊した時間に合わせた。

 

友達と再会できたのは、

語り手も死んでしまったため。

 

もしかしたら、この友達が

ありもしない吊り橋へと誘い込み、

転落死に見せかけて殺そうとしたのかもしれないが…

 

次に3つ目。

 

吊り橋の倒壊に巻き込まれて死亡したのは、

音信不通だった友達。

 

その友達が存在していないはずの吊り橋を

渡らせてくれたおかげで、語り手は今も生きている。

 

 

私的には3つ目が一番キレイな完結だと思うが、

果たしてこの物語の真相は…?