A子「○時丁度にここで待ってろって、凄っごいムカつくんだけど、
まあ、最後に高価なプレゼントして
別れたいっていうBの見栄も分かるから、良しとするわ。
高級ブランド店ばかり入ってるビルの前だし、
プレゼント貰ったらその場で終わりって約束だから、何も無いだろうし。」
男B「あっ、もう来てくれてるぅ。僕の愛しのA子ちゃ~ん。」
A子「○時までもうちょっとか。
時間にうるさいBが、生意気にもこの私を待たせる気?」
男B「A子ちゃんとお付き合いできたことが、
僕の人生の最大の幸せだったなぁ。ありがとう、A子ちゃん。
さぁ、今、行くよ。それっ。」
A子「もぉ、○時丁度よ。私を待たせるなんて、何様のつも。」(グシャ!!)
【解説】
『A子「もぉ、○時丁度よ。私を待たせるなんて、何様のつも。」(グシャ!!)』
BはA子を下敷きにするように飛び降り自殺をした。
ビルから飛び降りたのだから、
下敷きになったA子も無事であるはずがない。
A子に振られたために、
A子も殺して自分も死ぬ、
と思ったのであれば、
わざわざ飛び降り自殺で下敷きに必要はない。
飛び降りで下の人を狙って巻き込むことなんて、
正直難しいのでは、と思ってしまうが、
それでも飛び降りで巻き込むことを選んだB。
ナイフで殺した後自分も死ぬ…
とかではなく、
飛び降りでA子と無理心中をしたのは、
同時に死にたかったとか、
身体はバラバラになっても、
身体の破片としてはA子と一緒…
などと、考えての行動だとしたら、
正直狂気を感じてしまう。
いや、そういう考えがなくても、
十分狂気は感じるが…。
『高価なプレゼント』を渡したいと
Bは言っていたようだが、
結果的にはB自身、もしくは
『死』がプレゼントだった、ということだろうか。