【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】救いの手

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占い師「いいですか、これから私の言うことを聞いてください!

つらいとは思いますが救いの手を差し伸べてはいけません」


占い師は水晶玉に未来を移した。

 

そして見せた。


漁師は青ざめた顔でその場を離れ、

子供たちの群れを見て身体を震わせて逃げ出した。


子供たちの中心には泣いているカメがいた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

占い師に占ってもらった漁師は浦島太郎。

 

水晶玉に映し出された未来には、

カメを助けることで竜宮城に連れていかれ、

玉手箱を開けたことで老人になってしまうことを知ったため、

そんなことにはならないようにカメを助けずに逃げ出した。

 

しかし、老人になるのが嫌であれば、

玉手箱を開けなければ良い話であり…

 

時が経ちすぎているのが嫌だったのだろうか?

 

 

今回の内容だと、

 

『救いの手を差し伸べてはいけません』

 

と書かれているため、

このような解釈になるが、

仮にこのように書かれておらず、

 

『漁師は青ざめた顔でその場を離れ、

子供たちの群れを見て身体を震わせて逃げ出した。
子供たちの中心には泣いているカメがいた。』

 

ということが、水晶玉に映し出され、

「絶対に助けなさい!」

ということだったら…と考えてしまった。

 

絶対に助けなさい、となった場合は、

いじめられているカメに手を差し伸べなかったことで、

カメが浦島太郎に復讐しに来ることになり、

そのカメに浦島太郎が殺されてしまう、

 

という物語が頭に浮かんでしまい

それはそれで怖いと思ってしまった。

 

しかも、カメが

 

「『浦島太郎』の内容が変わってしまうではないか…」

 

というメタ発言をしながらだとなお怖い…。