【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】山道を歩く夫婦

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事業に失敗して多額の借金を抱えたAと、

 

病気で余命いくばくも無いその妻B子。


2人は、幼い子供たちを知人に預けて、

 

夕暮れ時に人気の無い山道を歩いていた。


「せっかくだからムービーを撮りながら歩こう。」

 

Aはときどきカメラを回した。


狭い道路わきが崖になっている所で2人は立ち止まり、昔の話を始めた。


出会った頃の話、両親に反対されて駆け落ちした話、

 

子供が生まれたときの話…。


そのとき、向こうから車がやって来た。


Aはカメラを回しながら、

 

「これで子供たちは大丈夫だ」

 

と心の中でつぶやいた。


車が2人の横を通り過ぎた瞬間…。


2人はこいに落ちた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『2人はこいに落ちた』

2人はすでに夫婦である。

 

そのため、”恋”に落ちることはなく、

”故意”に落ちた、が正しい。

 

『これで子供たちは大丈夫だ』

『車が2人の横を通り過ぎた瞬間…』

とあることから、やってきた車にわざとぶつかった振りをして、

山道から落ちた。

 

そして、生命保険と慰謝料を得て、

それで借金を返してもらい、

残りは子供のために使ってもらいたいと考えたのだろう。

 

ムービーも車にぶつかった証拠として残している。

 

しかし…正直多額の借金を抱えた夫婦が、

人気の無い山道を歩いて、

昔を懐かしんでいるムービーを撮っていたとか、

あまりに怪しすぎないだろうか…?

 

計画的、と思われてもおかしくないと思う。

 

というか、計画的であると見抜いてくれないと、

ドライバーがあまりに不憫である…