【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】101号室

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俺はかつてアパートの101号室に住んでいた。


チャイムは鳴らない。カビくさいと…俗にいうボロアパート。

 

漫画を読みながら、ふと窓に目をやると友人の姿が…。

 

各部屋の玄関は裏手にあるため、アパートの訪問者は必ずこの101号室の窓を通るのだ。

 

『ドンドン』間髪入れずにドアを叩く音が聞こえた。

 

 

しばらくして友人が帰ると、俺はまた窓の方を向いて漫画を読み始めた。

 

すると一人の見知らぬ男が通り過ぎた。

 

俺は気にも止めず漫画を読んでいると、2~3分後に隣からチャイムの音が聞こえた。

 

それから30分は経っただろうか…

 

再び、用事を済ませた男が窓を通り過ぎると今度は目が合った。

 

 

翌日、警察が来て、隣の住人が殺されたのを知った。

 

警察の捜査によると、無差別強盗殺人だったそうだ。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

友人が来た際、

『『ドンドン』間髪入れずにドアを叩く音が聞こえた』

とあることから、廊下(通路?)に窓がついているのだろう。

 

なので、必ずこの窓を通る。

 

無差別強盗の殺人犯は2~3分後にとなりの部屋のチャイムを鳴らしているが、

友人が『間髪入れずに』とあるにも関わらず、

2~3分かかるのはおかしい。

 

つまり、最初は101号室、

語り手がターゲットだった。

 

しかし、チャイムが鳴らず誰も出てこないため、

101号室は諦め隣の住人を殺した。

 

『用事を済ませた男が窓を通り過ぎると今度は目が合った』

もし、来た時に目が合っていたらドアを叩かれ、

語り手が殺されていただろう。