【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】白い電話

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僕は小さい頃事故にあった。

 

その頃から僕は、ばぁちゃん子になっていた

 

ばあちゃんがいった

 

たぁ坊は白い電話を知ってるかぃ

 

たぁ坊「白い電話?黒じゃなくて?」

 

ばぁちゃん「真っ白で綺麗な電話だよ」

 

でも誰でもかけたり話したりできるわけじゃないんだよ

 

たぁ坊「白い電話、見たいなぁ」

 

ばぁちゃん「たぁ坊にも、見えるはずだよ」

 

 

たぁ坊「....?」

 

 

その年の夏僕はいつものように里帰りをした

 

家族親戚集まって、いつものようにお経が聞こえる

 

かぁちゃんがまた泣いている。

 

かぁちゃんがおばさんに話をした

 

「おばぁちゃん耳も聞こえなかったから...」

 

僕はかぁちゃんにいった

 

「ばぁちゃんの耳、聞こえるよ、僕といつも話してるもん」

 

あれ...今度は、かぁちゃんの耳が聞こえないや....

 

しばらくして電話の音が聞こえた

 

僕はその時すぐに思った

 

あっ!白い電話が鳴っている

 

 

きっとばぁちゃんからだ

 

僕は電話にでた

 

ばぁちゃんがいった

 

「あんまり遊びすぎちゃ駄目だよそろそろ帰っておいで」

 

 

僕「うん」

 

 

じゃあ、また来年ね かぁちゃん

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

『僕は小さい頃事故にあった。

その頃から僕は、ばぁちゃん子になっていた』

 

たぁ坊は事故にあった時に死んでしまったため、

周りにはすでに死んでしまったおばあちゃんしかいなく、

おばあちゃん子になっていた。

 

『その年の夏僕はいつものように里帰りをした』

 

これはお盆の時期に帰ってきたということだろう。

 

白い電話はこの世とあの世を結ぶ電話であるが、

この世の電話も死んだ者にしか見えないもの、ということだろうか。

 

それにしても、お経が聞こえてからお母さんの声が聞こえなくなっている。

 

お経が原因であの世に戻らなければいけないのだろうが、

お経を唱えなければどのようになるのだろうか?

 

少し疑問に思ってしまう点である。