【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】世界一旨い料理

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王様に『世界一旨い料理』を作れと命じられた宮廷の料理人達。

 

しかし王様は世界中のどんな豪華な食材にも満足せず、

怒った王様は次々と役たたずで用無しの料理人を処刑していった。

 

そして最後に残った料理人は、明日は自分の番か、と頭を悩ませていた。

 

月明かりが彼を照らす。

 

…王様を満足させるには、ありきたりの食材ではダメだ…。

どうする??時間がない。

 

だがその料理人は閃いた。

 

「そうだアレしかない。」

 

早速、自慢のよく切れる包丁を取出し食材の調達に出かける事にした。

 

…そして、その料理人は、苦労の甲斐あって、何とか最高のエサを食って、

最高に自由気ままに飼育されて丸々肥えた『豚肉』を手にいれる事ができた。

 

しかしその料理を王様が口にする事は永遠になかった…。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『最高のエサを食って、最高に自由気ままに飼育されて丸々肥えた『豚肉』』

『しかしその料理を王様が口にする事は永遠になかった…。』

 

『豚肉』と表現されているが、

この肉は王様自身の肉のことである。

 

最高のエサに自由気まま。

 

丸々と肥えた最高の肉。

 

しかし、王様は肉となってしまったため、

永遠に口にすることはなかった。

 

…そんな簡単に殺されてしまう警備も

どうなんだろう?と思ってしまうが。

 

それにしても、この料理人。

 

「殺される前に殺せ」

という考え方だったのか、

「本当に美味しいものは丸々と肥えた人肉である」

と知っていたのか。

 

丸々と肥えた人肉が美味しいと知っていたのであれば、

この料理人は他のところでも…。