【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】名槍

スポンサーリンク

かなり昔のこと。

 

ある村落に若い夫婦が住んでいました。

 

夫は根っからの博徒でしたが、妻は人と争うことが嫌いな働き者でした。

 

 

夫はある時、博打で長い槍を手に入れました。

 

これはかつて有名な武人が使っていたという名槍らしく、

 

夫は家に帰ってからも上機嫌でこれを眺めておりました。

 

次の日の朝、夫が目を覚ましてふと槍を見ると、

 

柄が短くなって、その穂先(刃の部分)がなくなっていました。

 

夫は、すぐに妻の仕業だと気づきましたが、もう怒りませんでした。

 

それ以来、夫は博打をやめ、妻とずっと一緒です。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

『その穂先(刃の部分)がなくなっていました。』

『すぐに妻の仕業だと気づきましたが』

 

夫の胸に刺さっているため、

妻の仕業だとわかった。

 

 

『もう怒りませんでした』

 

そのまま死んでしまったため、

怒ることもできない。

 

『それ以来、夫は博打をやめ、妻とずっと一緒です。』

 

この言葉は霊的な意味かと思ったが、

夫が妻をないがしろにしている部分が見える。

 

『もう怒りませんでした』

 

ということは怒ることも多かったはず。

 

それで霊的に残るとしたら復讐くらいかもしれない。

 

そのため、ここでの解釈は

 

「『夫の死体』とずっと一緒にいる妻」

 

ということだろう。

 

夫とずっと一緒にいたいという妻の願いだろうか。

 

もしくは・・・

 

『妻は人と争うことが嫌いな働き者』

 

夫の死体が表に出れば、

妻の嫌いな「人(世間)と争うこと)になりかねない。

 

だから、死体のまま放置していたのかもしれない。