【意味怖】意味がわかると怖い話まとめ

【意味怖】意味がわかると怖い話を読んで頭の体操を!捉え方は人それぞれであり、答えは一つであるとは言えません。解説も答えではなく、一つの捉え方。あなたがどう捉えたかを教えていただけると幸いです。


【意味怖】コインの表裏

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ある数学の教授がいた。彼は家に帰る途中に1枚のコインを拾った。

 

片面には三角形の模様、もう片面には星の模様が彫ってあった。

 

教授は確率について研究をしていたので、

 

このコインの「裏」の出る確率をしらべようとした。

 

 

しかし、教授はどっちが「裏」かわからない。

 

 

翌日、教授はいろんな人にこのコインのことを尋ねてみた。

 

しかし、皆見たことすらないという。

 

 

その日から、教授は常にコインを持ち歩き

 

人に会えば、その度コインについて訊いていた。

 

暇があればコインを投げて、出た面をチェックしていった。

 

 

それからどれくらいの月日が経っただろうか、

 

どれくらい教授はコインを投げただろうか、

 

ついに「三角」の出る確率と「星」の出る確率が割りだされた。

 

三角…25%  星…75%

 

信頼できる確率である。

 

 

しかし、教授は「裏」の出る確率が知りたかった。

 

 

結局どちらが「裏」かわからないまま

 

教授は死んだ

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

星が出る確率が高いのは三角の面の方が重かったから。

 

さて、ここで三角のマーク。

 

三角のマークというのは、

放射線物質を表すマークとしてあるらしい。

 

その放射線物質を教授は常に持ち歩いていたため死んでしまった。

 

というのが一つの説としてある。

 

『それからどれくらいの月日が経っただろうか、

どれくらい教授はコインを投げただろうか』

 

というところからどうもしっくりこない。

 

月日がかなり経っていそうで、

放射線のせいかどうかはよくわからないからだ。

 

 

二つ目の説として、

 

コインは占い用の小道具だった、というものがある。

 

コイン用の小道具のため、裏は存在しない。

 

占い。裏ない。うらない…。

 

『意味がわかると怖い話』では、

定番な言い回しかもしれないが、

これはこれで怖くはないような・・・。

 

なので、自分自身としては、

 

『表裏は自分で決めてしまえば良かったものを、

意味のない無駄なことに時間を費やし死んでしまった』

 

というのが一番しっくりくる。

 

人は意味のない無駄なことに時間を費やしてしまう生き物だが、

それは好奇心、探究心によるもの。

 

なかなか抑えることができないものである。

 

しかし、一回きりの人生、

『無駄な時間だった』と思ってしまうことが、

何より一番怖いことだと思う。